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月別アーカイブ  [ 2008年02月 ] 

「翔ぶが如く」を読み終えて 

ちょっと前に、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読み終えた。2ヶ月間(!)こればっかり読んでいた。なかなか、翔ぶが如くページをめくるわけにはいかなかったのが正直なところである。というのは、このシリーズでは、講釈やうんちく話が非常に多かったからである。

司馬遼太郎を読んでいていつも思うのは、この人はなんでこんなにモノを知ってるの?ということである。本当にいろんなことを知ってるなあと、つくづく感心する。かといって、その講釈やうんちく話が全然苦にならない(少なくとも私の場合)のは、司馬氏が物事を説明するときの視点というか、切り口がつねに新鮮で、おもしろいからである。

司馬氏は基本的に、講釈やうんちく話が好きなのだろう。でも短編小説などでは、それを読者に対して申し訳なく思っているようなふしがあって、例えば、

「いきなり講釈で読者には気の毒だが、・・・」とか、

「少し脇道にそれるが(とっくにそれているが)、・・・」

なんて言うことがよくあり、つい笑ってしまう。ところが「翔ぶが如く」では、そうしたアンチ講釈的な力がいっさい働いていなくて、司馬氏としては好きなだけ、思い切り羽を伸ばして講釈をたれていたように思う。その結果が全10巻という長さになったのだろう。

今、「竜馬が行く」を読み始めているのだが、これはまた少し違っているようだ。セリフも多いし、ストーリーの展開も速い。しばらく、幕末モノがマイブームとして続くような気配がある。


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[ 2008/02/24 16:37 ] 雑記 | TB(0) | CM(2)
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